モジュラー工具とは

モジュラー工具とは

工具のヘッドとホルダーを分離・交換可能な構造を持つ工具。
「モジュラータイプ」「スクリュータイプ」「ねじ止めタイプ」とも呼ばれる。

互換性

結合部(ネジサイズとインロー径)が同一であれば、各社メーカーのホルダーとヘッドには互換性がある。

互換性のあるヘッド

メーカー 製品名 互換性
大昭和精機 スクリュオンホルダ
MST レッドスクリューアーバ
日研工作所 メジャードリームプロエンドミル
マンヨーツール ヘッドマスターアーバ
タンガロイ タング・フレックス
三菱マテリアル スクリューインツール
ダイジェット工業 モジュラーヘッド
MOLDINO モジュラーミル
住友 モジュラータイプ
京セラ モジュラータイプ
OSG PhoenixSF

互換性のないヘッド

メーカー 製品名 互換性
タンガロイ タング・マイスター ×
三菱マテリアル iMXエンドミルシリーズ ×
MOLDINO EHXエンドミルシリーズ ×
OSG PhoenixPXM ×

※タング・マイスターは接続用アダプタを使用することで対応可能。

コンパクトな取付けで切削性能向上

ヘッド交換式ホルダ(一体型ホルダ)と組み合わせることで、シャンクタイプ(ミーリングチャック)に比べ、同じ突出し長さにもかかわらず、刃先からゲージラインまでの距離が短い。ビビリが低減出来るため、高速M/C(BT30/BT40等)でも高能率・高品位加工が可能。

参考:モジュラーエンドミル【京セラ】

突出しが長い加工においても安定した加工

超硬製の高剛性ホルダーとの組み合わせることで、スチール製のシャンクタイプと比べ、工具突出しが長くなる深い立ち壁加工においても、ビビリのない安定した加工を実現。

参考:レッドスクリューアーバ【MST】

工具交換時間を削減

機内交換の場合、クイックチェンジで工具交換時間削減。

参考:タング・マイスター【タンガロイ】

各メーカー製品の特徴

スクリュオンホルダ【大昭和精機】




→製品情報詳細【カタログ】

レッドスクリューアーバ【MST】




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メジャードリームプロエンドミル【日研工作所】


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ヘッドマスターアーバ【マンヨーツール】


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頑固一徹【ダイジェット工業】



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アルファモジュラーミル専用超硬シャンク【MOLDINO】



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スクリューインツール【三菱マテリアル】


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TungFlex(タング・フレックス)【タンガロイ】


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アンダーシャンク工具とは

アンダーシャンク工具とは

アンダーシャンク工具とは、工具径よりもシャンク径が細く設計された切削工具。加工の自由度を高めたり、干渉を避けたりするために使われる構造。「逆段」、「スリムシャンク」、「頭でっかち」、「Reduced Shank(英語圏)」とも呼ばれる。

シャンク径と工具径の関係性のパターン

パターン 特徴 用途例
工具径 = シャンク径
(同径シャンク)
工具径とシャンク径が同じ。保持が簡単で汎用性が高い。 一般的なエンドミル、リーマ
工具径 < シャンク径
(オーバーシャンク)
シャンク径が工具径より太い。剛性が高く、びびりを抑制。 高精度加工、長突き出し
工具径 > シャンク径
(アンダーシャンク)
シャンク径が工具径より細い。干渉回避や深部加工に有効。 金型の立ち壁加工、微細部品加工

アンダーシャンクのメリット

立ち壁加工に最適
壁面に近づいてもシャンクが干渉しないため、垂直面の加工が可能。

シャンク長の変更が容易
突出し長さは必要な絶対最小値に最適化することが重要。ストレートアンダーシャンクはシャンク長を簡単に変更することができる。

アルミ加工との相性良い
アルミ部品は深いポケット形状や立ち壁構造が多いためシャンクを細くして干渉を避ける必要がある。またアルミは切削抵抗が低く、細いシャンクでも剛性が保てるため、アンダーシャンク設計が成立しやすい。

アンダーシャンクのデメリット

剛性が低くなる
シャンク径が細いため、びびり振動が出やすく、切削条件の最適化が必要。
保持力が低下しやすい
シャンク径が細いため、チャックとの接触面積が減り、工具の抜けや振れのリスクが高まる。
標準チャックに合わない
φ4やφ5.5などの非標準径の場合は、汎用チャックで保持できず、専用コレットやアダプタが必要になる。

参考リンク

切削加工の壁【OSG】
ステップ切削とは エンドミル加工 立ち壁加工【OSG】
iMX超硬ホルダの使い分け【三菱】
側面加工時に工具干渉を起こさない方法【ミスミ】
チャックの選択【サンドビック】

超硬工具メーカーの価格改定情報【リンク集】

超硬工具メーカーの価格改定情報まとめ

三菱マテリアル株式会社

弊社DIAEDGE製品の国内価格改定について【三菱】
実施時期:2022年10月1日受注分~
当社製品の価格改定について【三菱】
実施時期:2025年10月1日受注分~

住友電工ハードメタル株式会社

超硬工具製品の価格改定について【住友】
実施時期:2018年4月1日受注分~
切削工具製品の価格改定について【住友】
実施時期:2022年7月1日受注分~
ハードメタル事業部の製品価格改定について【住友】
実施時期:2024年7月1日受注分~
ハードメタル事業の製品価格改定について【住友】
実施時期:2026年1月1日受注分~
ハードメタル事業の製品価格改定について【住友】
実施時期:2026年6月1日受注分~

京セラ株式会社

切削工具 価格改定のご案内【京セラ】
実施時期:2024年9月30日受注分~
切削工具 価格改定のご案内【京セラ】
実施時期:2026年3月30日受注分~

株式会社タンガロイ

価格改定のご案内【タンガロイ】
実施時期:2022年10月1日受注分~
価格改定のご案内【タンガロイ】
実施時期:2024年10月1日受注分~
価格改定のご案内【タンガロイ】
実施時期:2026年4月1日受注分~
価格改定のご案内【タンガロイ】
実施時期:2026年6月1日受注分~

オーエスジー株式会社

一部製品 価格改定のご案内【OSG】
実施時期:2022年8月22日受注分~
価格改定のご案内【OSG】
実施時期:2024年11月18日受注分~
価格改定のご案内【OSG】
実施時期:2025年12月1日受注分~

株式会社MOLDINO

価格改定のご連絡【MOLDINO】
実施時期:2022年10月3日受注分~
価格改定のご連絡【MOLDINO】
実施時期:2024年12月2日受注分~
価格改定のご連絡【MOLDINO】
実施時期:2026年2月2日受注分~

株式会社不二越

工具価格改定のご案内【不二越】
実施時期:2022年8月1日出荷分~
ハイスドリル一部製品の価格改定のご案内【不二越】
実施時期:2023年2月1日出荷分~
工具価格改定のご案内【不二越】
実施時期:2023年8月1日出荷分~
工具価格改定のご案内【不二越】
実施時期:2025年7月1日出荷分~
工具価格改定のご案内【不二越】
実施時期:2026年5月1日受注分~

日進工具株式会社

価格改定のご案内【日進工具】
実施時期:2018年11月1日受注分~
価格改定のご案内【日進工具】
実施時期:2022年11月1日受注分~

ダイジェット工業株式会社

価格改定のお知らせ【ダイジェット工業】
実施時期:2025年4月1日受注分~
価格改定のお知らせ【ダイジェット工業】
実施時期:2026年3月1日受注分~

ユニオンツール株式会社

PCB工具価格改定のご案内【ユニオンツール】
実施時期:2026年3月1日受注分~

協和精工株式会社

弊社製品価格改定のお知らせ【協和精工】
実施時期:2025年6月1日受注分~

株式会社ジーネット

超硬切削工具価格改定のご案内【ジーネット】
実施時期:2026年1月5日受注分~

エムーゲ・フランケン株式会社

超硬製特殊品の材料サーチャージ制導入について
実施時期:2026年4月20日受注分~

CAD(DXF・STEP)データ検索【リンク集】

切削工具データとは

切削工具データ(形状・寸法・性能)の標準化が進められている。
「ISO13399(切削工具データの表現および交換)」によって、その仕様が定義されており、CAD/CAM、シミュレーション、工具管理システム(TMS)などとの連携が可能となっている。これに伴い、切削工具メーカーによるデータ提供も進んでいる。

切削工具メーカーの工具CADデータ検索ページ

三菱マテリアル株式会社
住友電工ハードメタル株式会社
京セラ株式会社
オーエスジー株式会社
株式会社MOLDINO
ダイジェット工業株式会社

メーカー横断の工具検索サービス

ToolsUnited
ToolsUnited(ツールズユナイティッド)は、世界45社の切削工具メーカーより合計110万点以上の切削工具データの掲載している。
工具管理システム(TMS)やCAMへの工具登録を支援、規格に準拠した図面データ3D STEP,2D DXFファイルを提供可能。
MachiningCloud
MachiningCloud(マシニングクラウド)は、各工具メーカーが提供する工具データをプールしている工具クラウドサービス。
ミスミ
ミスミ品・メーカー品の 2D・3D 工具CADデータをメーカー横断でダウンロードが可能。
工具の形状確認や加工の干渉確認にご活用ください。

切削工具にかかわる規格

■ DIN規格(Deutsches Institut für Normung)
・ドイツの国家規格。
・主にヨーロッパ圏で使用される。
・切削工具では、寸法・形状・シャンクなどを詳細に規定。
・代表例:DIN 338(ストレートシャンクドリル)、DIN 371/376(タップ)、DIN 1835(シャンク形状)など。

■ ISO規格(International Organization for Standardization)
・国際標準化機構による世界共通規格。
・国際的な互換性と流通を目的とする。
・切削工具では、材質分類、用語定義、デジタルデータ交換などを規定。
・代表例:ISO 513(材質分類)、ISO 13399(工具データ交換)、ISO 3002(切削用語)など。

■ JIS規格(Japanese Industrial Standards)
・日本の国家規格。
・国内製造・流通・教育に対応。
・多くはISOやDINを参考にして制定されている。
・代表例:JIS B 0170(切削工具用語)、JIS B 4053(材質分類)、JIS B 4301〜4456(各種工具寸法)など。

■ DIN・ISO・JISの関係性
・DINはドイツ国内向けだが、EU圏でも広く使われる。
・ISOは国際的な基準で、JISやDINの元になることが多い。
・JISは日本国内向けだが、ISO準拠の規格が多い。
・同一工具でも、DIN・ISO・JISで寸法や呼び方が異なる場合がある。

参考リンク

「ISO13399」対応によるメリットとは?【三菱マテリアル】
三菱マテリアルのISO13399対応【三菱マテリアル】
関連リンク集(Platformer)【三菱マテリアル】
ISO 13399に準拠した切削工具パラメータ【SANDVIK】
切削工具の寸法記号について【ミスミ】
製造工程を簡略化! 切削工具のデータベースを提供するCIMSOURCE Japan(シムソースジャパン)【製造現場ドットコム】