ハイス工具メーカー【企業一覧】

ハイス工具とは

ハイスとは高速度工具鋼(High Speed Steel、略称:HSS)のことで、JIS規格では「SKH」と表記される鉄ベースの合金鋼。
切削工具材料におけるハイスは、超硬工具に比べて硬さ(耐摩耗性や耐熱性)は劣るものの、圧倒的な靭性(粘り強さ・折れにくさ)を備えている点が最大の特徴。

引用:ココミテVol.3【トラスコ】

ハイス工具のメリット(超硬工具との比較)

現在は「超硬」が切削工具の主流となっているが、ハイスには「高い靭性(粘り強さ)」と「低コスト」という強みがあり、特定の加工環境で選択される。
例えば、ボール盤など剛性の低い機械を使用する際のブレや振動が発生しやすい加工、あるいは大径ドリルでの穴あけ時に刃先へ大きな衝撃が加わる加工開始時や貫通時において、ハイスの折れにくさが真価を発揮する。さらに、材料自体の加工性が優れているため、オーダーメイドの特殊な形状や大型工具を比較的安価に製造できる点もメリット。

ハイス工具のデメリット(超硬工具との比較)

ハイスは熱に弱く(耐熱約500℃)、刃先が焼けないよう低速で加工する必要がある(超硬は高温(耐熱約800℃)でも硬度を維持できる)。そのため超硬工具と比較すると加工時間が長くなってしまう(生産効率が劣る)点がデメリット。

ハイス工具メーカー

三菱マテリアル株式会社【5711】

国内トップシェアの総合切削工具メーカー。超硬製品は「超硬製品事業部」が主力だが、汎用ハイスドリルの定番商品も数多く手掛ける。
主要製品(ハイス):ハイスエンドミル、ハイスドリル
HP:https://www.mmc-carbide.com/jp/

オーエスジー株式会社【6136】

精密切削工具の大手メーカー。タップで高シェア誇る。
主要製品(ハイス):ハイスタップ、ハイスエンドミル、ハイスドリル
HP:https://www.osg.co.jp/

株式会社不二越【6474】

工具の原材料となるハイス鋼(マテリアル)の製造から、熱処理、刃形設計、コーティングまでを自社内で一貫生産できるのが最大の強み。
主要製品(ハイス):ハイスエンドミル、ハイスドリル
HP:https://www.nachi-fujikoshi.co.jp/products/tool.html

岡﨑精工株式会社

ハイス(MCO)を用いたリーマ、サイドカッター、メタルソーなどのラインナップは国内随一であり、標準品のバリエーションが非常に細かい。
主要製品(ハイス):ハイスエンドミル、ハイスドリル
HP:https://www.okazaki-seiko.co.jp/

株式会社彌満和製作所(やまわ)

タップの専門メーカー。
主要製品(ハイス):ハイスタップ
HP:https://www.yamawa.com/

株式会社田野井製作所

タップの専門メーカー。
主要製品(ハイス):ハイスタップ
HP:http://www.tanoi-mfg.co.jp/index.html

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