不等分割・不等リードエンドミルとは
不等リード・不等分割とは、刃のリード角(ねじれ角)と刃の分割配置を不等にして、防振効果を高めたエンドミル。防振エンドミルとも呼ばれ、ビビリ対策として採用される。
不等分割・不等リードエンドミルのメリット
・不等分割:底刃の分割を不等にすることで、振動の位相をずらし周期性を打ち消す。4枚刃の不等刃が一般的(2枚刃や3枚刃の場合は、不等刃にしてしまうと左右のバランスが悪くなってしまい、高速で回転させたときに、振れが出てしまう場合がある)。
・不等リード:同一エンドミルの各切れ刃のねじれ角度を変化させることにより、振動の位相をずらしビビリ振動の抑制が期待できる。
不等分割・不等リードエンドミルのデメリット
・チップポケット(溝)が通常の等刃より小さい箇所があるため、切り屑排出が悪い。
・通常のエンドミルに比べて再研磨に手間がかかる(再研磨価格が高い)。
参考動画
参考リンク
・不等リード 不等分割のメリット【ミスミ】
・不等刃と不等リードはどう違うの?再研磨屋が解説【ツールリメイク】
・不等分割エンドミルと不等リードエンドミルの違いとは?【再研磨.COM】
・XALシリーズ【ミスミ】