CAD(DXF・STEP)データ検索【リンク集】

切削工具データとは

切削工具データ(形状・寸法・性能)の標準化が進められている。
「ISO13399(切削工具データの表現および交換)」によって、その仕様が定義されており、CAD/CAM、シミュレーション、工具管理システム(TMS)などとの連携が可能となっている。これに伴い、切削工具メーカーによるデータ提供も進んでいる。

切削工具メーカーの工具CADデータ検索ページ

三菱マテリアル株式会社
住友電工ハードメタル株式会社
京セラ株式会社
オーエスジー株式会社
株式会社MOLDINO
ダイジェット工業株式会社

メーカー横断の工具検索サービス

ToolsUnited
ToolsUnited(ツールズユナイティッド)は、世界45社の切削工具メーカーより合計110万点以上の切削工具データの掲載している。
工具管理システム(TMS)やCAMへの工具登録を支援、規格に準拠した図面データ3D STEP,2D DXFファイルを提供可能。
MachiningCloud
MachiningCloud(マシニングクラウド)は、各工具メーカーが提供する工具データをプールしている工具クラウドサービス。
ミスミ
ミスミ品・メーカー品の 2D・3D 工具CADデータをメーカー横断でダウンロードが可能。
工具の形状確認や加工の干渉確認にご活用ください。

切削工具にかかわる規格

■ DIN規格(Deutsches Institut für Normung)
・ドイツの国家規格。
・主にヨーロッパ圏で使用される。
・切削工具では、寸法・形状・シャンクなどを詳細に規定。
・代表例:DIN 338(ストレートシャンクドリル)、DIN 371/376(タップ)、DIN 1835(シャンク形状)など。

■ ISO規格(International Organization for Standardization)
・国際標準化機構による世界共通規格。
・国際的な互換性と流通を目的とする。
・切削工具では、材質分類、用語定義、デジタルデータ交換などを規定。
・代表例:ISO 513(材質分類)、ISO 13399(工具データ交換)、ISO 3002(切削用語)など。

■ JIS規格(Japanese Industrial Standards)
・日本の国家規格。
・国内製造・流通・教育に対応。
・多くはISOやDINを参考にして制定されている。
・代表例:JIS B 0170(切削工具用語)、JIS B 4053(材質分類)、JIS B 4301〜4456(各種工具寸法)など。

■ DIN・ISO・JISの関係性
・DINはドイツ国内向けだが、EU圏でも広く使われる。
・ISOは国際的な基準で、JISやDINの元になることが多い。
・JISは日本国内向けだが、ISO準拠の規格が多い。
・同一工具でも、DIN・ISO・JISで寸法や呼び方が異なる場合がある。

参考リンク

「ISO13399」対応によるメリットとは?【三菱マテリアル】
三菱マテリアルのISO13399対応【三菱マテリアル】
関連リンク集(Platformer)【三菱マテリアル】
ISO 13399に準拠した切削工具パラメータ【SANDVIK】
切削工具の寸法記号について【ミスミ】
製造工程を簡略化! 切削工具のデータベースを提供するCIMSOURCE Japan(シムソースジャパン)【製造現場ドットコム】

超硬素材メーカー【企業一覧】

超硬工具業界のサプライチェーン構成

超硬工具は、主に炭化タングステン(WC)とコバルト(Co)で構成されており、以下の3段階で製品化されます。

【川上】超硬粉末メーカー
原料(鉱石・リサイクル材)から、中間原料となるタングステン粉末を製造。

【川中】超硬素材メーカー
粉末を調合・焼結し、工具の土台となる超硬合金(ブランクス)を製造。

【川下】超硬工具メーカー
ブランクスを研磨・コーティングし、最終製品(ドリル等)へ仕上げる。

このページでは超硬素材メーカーをまとめる。

超硬素材メーカー

住友電工ハードメタル株式会社

本社:兵庫県
売上高:約600億円(2024年3月期)
従業員数:578名
HP:https://www.sumitool.com/products/carbide-materials/

株式会社アライドマテリアル

住友電気工業株式会社の完全子会社。
本社:東京都
売上高:403億(2025年3月期)
従業員数:1338名
HP:https://www.allied-material.co.jp/products/hard-metal.html

株式会社アクシスマテリア

住友電工ハードメタル株式会社の子会社(2004年)
本社:兵庫県
従業員数:約290名(2021年9月)
HP:https://www.axismateria.co.jp/aml/index.html

冨士ダイス株式会社【6167】(FUJILLOY)

本社:東京都
売上高:165億(2025年3月期)
従業員数:1,090名(2025年3月期 連結)
HP:https://www.fujidie.co.jp/

日本タングステン株式会社【6998】(ニッタンロイ)

本社:福岡県
売上高:124億円(2025年3月期 連結)
従業員数:従業員数:511名(2025年3月期 連結)
HP:https://www.nittan.co.jp/products/subcate_003.html

三菱マテリアルハードメタル株式会社

旧MMCリョウテック株式会社。2025年7月社名を「三菱マテリアルハードメタル株式会社」に変更。
本社:岐阜県
売上高:165億円(2025年3月期)
従業員数:709名
HP:https://www.mmhm.co.jp/ja/

ダイジェット工業株式会社【6138】

本社:大阪府
売上高:約80億円(2024年3月期)
従業員数:449名
HP:https://saas.actibookone.com/content/detail?param=eyJjb250ZW50TnVtIjoyNTMyNTB9&detailFlg=0&pNo=1

株式会社トーカロイホールディングス(トーカロイ)

2022年4月~株式会社トーカロイホールディングス
(東海合金工業㈱・㈱トーカロイ・㈱本山合金製作所・㈱東海合金製作所)
本社:岡山県
売上高:80億円(2025年3月期)(グループ合算)
従業員数:279名(2025年3月期)(グループ合算)
HP:https://www.tokaloy.co.jp/

日本ハードメタル株式会社

オーエスジー株式会社グループ(100%子会社)。
本社:神奈川県
売上高:65億円(2025年)
従業員数:300名(2025年)
HP:http://www.nhm.co.jp/

株式会社共立合金製作所(エバーロイ)

本社:兵庫県
売上高:45億円(2022年3月実績)
従業員数:236名(正社員・パート含む)
HP:https://www.everloy-cemented-carbide.com/

株式会社シルバーロイ

本社:兵庫県
売上高:50億円
従業員数:45名
HP:http://www.silveralloy.co.jp/jp/

サンアロイ工業株式会社(サンアロイ)

本社:兵庫県
売上高:47億(2023年度実績)
従業員数:190名(2025年)
HP:https://www.sanalloy.co.jp/

マコトロイ工業株式会社

本社:大阪府
従業員数:166名
HP:http://www.makotoloy.co.jp/products/

株式会社ノトアロイ

本社:石川県
売上高:34億円(2023年3月実績)
従業員数:150名
HP:http://www.notoalloy.co.jp/

日本特殊合金株式会社

本社:愛知県
売上高:21億(2024年3月期)
従業員数:118名
HP:https://www.ntg-tokyorope.co.jp/products/index.html

瑞穂工業株式会社(みづほロイ)

超硬合金素材・金型の販売 <取引先> 三菱マテリアル株式会社 パナソニック株式会社 株式会社クボタ など
本社:大阪
HP:http://www.mizuho-loy.co.jp/

GESAC(ゲサック)

GESAC(ゲサック)は、中国を拠点とする世界的な超硬合金および切削工具メーカーで、タングステン関連製品の製造から販売までを一貫して行う。
鉱山から工具までの完全なタングステンバリューチェーンを構築。
厦門タングステングループ。
日本法人:GESAC Japan(日本金鷺硬質合金株式会社)
本社:中国
HP:https://www.gesac.jp/

CERATIZIT(セラティジット)

2012年(平成24年), OSGと販売提携(切削工具)
日本法人:株式会社 CERATIZIT Japan
本社:ルクセンブルク
HP:http://www.ceratizit-j.co.jp/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCMKFquJnr4xw1Nu4g-pay4A

セラミック工具メーカー【企業一覧】

セラミック工具とは

切削工具材料におけるセラミックは、「超硬よりも硬く(耐熱性が高く)、CBNよりも靭性がある(粘り強い)」位置づけ。超硬では摩耗が早すぎるものの、CBNではコストが高すぎるという加工において、費用対効果に優れた選択肢。

引用:ココミテVol.3【トラスコ】

セラミック工具のメリット(超硬工具との比較)

セラミック工具の最大の特徴は耐熱性(高温硬度)の高さ。
超硬工具は、摩擦熱が約800℃に達すると柔らかくなり、摩耗が急激に進んでしまう。一方、セラミック工具は800℃を超える高温下でも高い硬度を維持できるため、より高い切削速度(高速加工)が可能。その結果、加工時間を大幅に短縮(高能率化)できることが最大のメリット。

引用:超硬合金とセラミックの高温硬さ【三菱マテリアル】

セラミック工具のデメリット(超硬工具との比較)

セラミック工具の弱点は、「靭性(粘り強さ)の低さ」。超硬工具に比べて衝撃に脆いため、刃先に断続的な負荷がかかる断続加工や、チャッキングが不安定で振動(びびり)が発生しやすいワークの加工には向いていない。
また、対応できる被削材が限定される点もデメリット。特にチタン合金やアルミ合金には全く不向き。鋳鉄、焼入れ鋼(高硬度材)、耐熱合金といった特定の被削材・加工条件にのみ威力を発揮する。

切削工具に用いられるセラミックスの種類

・アルミナ系セラミック

主成分:酸化アルミニウム(Al2O3/通称アルミナ)
用途:高硬度材(焼入れ鋼)、鋳鉄の加工
特徴: 化学的安定性が非常に高く、鉄と溶着しにくいため美しい仕上げ面が得られる。
高硬度材(焼入れ鋼)や鋳鉄の加工において、アルミナ系セラミックは超硬工具よりも高い耐熱性を活かし、高能率・高寿命な加工が可能。
より硬度の高いCBN工具と比較すると、寿命や断続加工への対応力は劣るものの、CBNに比べて大幅に安価なため、工具の初期費用を抑えたい場合に選択される。
・窒化ケイ素系セラミック

主成分:窒化ケイ素(Si3N4)
用途:耐熱合金(インコネル等)、鋳鉄の加工
特徴:アルミナ系に比べて靭性(粘り強さ)と耐熱衝撃性に優れており、割れにくく、切削油を使用した加工(湿式)にも対応できる。進化型である「SiAlON(サイアロン)」もこのグループに含まれる。

火花を散らすほどの高温状態(800℃以上)になりながらも、刃先が軟化することなく超高速で削り進めることができる圧倒的な耐熱性がセラミック工具の最大の特徴。
CBNも同等以上の性能を持つが、工具の摩耗が激しい耐熱合金(インコネル等)の荒加工においては、コストパフォーマンスの良さからCBNよりもセラミック工具が多く選択される。

セラミック工具メーカー

NTKカッティングツールズ株式会社

旧「日本特殊陶業」の機械工具事業部であり、セラミック切削工具の分野において世界トップクラスの技術力とシェアを誇る。
主要製品(セラミック):旋削インサート、転削インサート、セラミックエンドミル
HP:https://www.ntkcuttingtools.com/jp/

三菱マテリアル株式会社【5711】

主要製品(セラミック):旋削インサート、転削インサート、セラミックエンドミル
HP:https://www.mmc-carbide.com/jp/

住友電工ハードメタル株式会社【非上場】

主要製品(セラミック):旋削インサート
HP:https://www.sumitool.com/

京セラ株式会社【6971】

主要製品(セラミック):旋削インサート、転削インサート
HP:https://www.kyocera.co.jp/prdct/tool/index.html

株式会社タンガロイ【非上場】

主要製品(セラミック):旋削インサート、転削インサート
HP:https://subs.tungaloy.com/jp/

オーエスジー株式会社【6136】

主要製品(セラミック):セラミックエンドミル
HP:https://www.osg.co.jp/

ハイス工具メーカー【企業一覧】

ハイス工具とは

ハイスとは高速度工具鋼(High Speed Steel、略称:HSS)のことで、JIS規格では「SKH」と表記される鉄ベースの合金鋼。
切削工具材料におけるハイスは、超硬工具に比べて硬さ(耐摩耗性や耐熱性)は劣るものの、圧倒的な靭性(粘り強さ・折れにくさ)を備えている点が最大の特徴。

引用:ココミテVol.3【トラスコ】

ハイス工具のメリット(超硬工具との比較)

現在は「超硬」が切削工具の主流となっているが、ハイスには「高い靭性(粘り強さ)」と「低コスト」という強みがあり、特定の加工環境で選択される。
例えば、ボール盤など剛性の低い機械を使用する際のブレや振動が発生しやすい加工、あるいは大径ドリルでの穴あけ時に刃先へ大きな衝撃が加わる加工開始時や貫通時において、ハイスの折れにくさが真価を発揮する。さらに、材料自体の加工性が優れているため、オーダーメイドの特殊な形状や大型工具を比較的安価に製造できる点もメリット。

ハイス工具のデメリット(超硬工具との比較)

ハイスは熱に弱く(耐熱約500℃)、刃先が焼けないよう低速で加工する必要がある(超硬は高温(耐熱約800℃)でも硬度を維持できる)。そのため超硬工具と比較すると加工時間が長くなってしまう(生産効率が劣る)点がデメリット。

ハイス工具メーカー

三菱マテリアル株式会社【5711】

国内トップシェアの総合切削工具メーカー。超硬製品は「超硬製品事業部」が主力だが、汎用ハイスドリルの定番商品も数多く手掛ける。
主要製品(ハイス):ハイスエンドミル、ハイスドリル
HP:https://www.mmc-carbide.com/jp/

オーエスジー株式会社【6136】

精密切削工具の大手メーカー。タップで高シェア誇る。
主要製品(ハイス):ハイスタップ、ハイスエンドミル、ハイスドリル
HP:https://www.osg.co.jp/

株式会社不二越【6474】

工具の原材料となるハイス鋼(マテリアル)の製造から、熱処理、刃形設計、コーティングまでを自社内で一貫生産できるのが最大の強み。
主要製品(ハイス):ハイスエンドミル、ハイスドリル
HP:https://www.nachi-fujikoshi.co.jp/products/tool.html

岡﨑精工株式会社

ハイス(MCO)を用いたリーマ、サイドカッター、メタルソーなどのラインナップは国内随一であり、標準品のバリエーションが非常に細かい。
主要製品(ハイス):ハイスエンドミル、ハイスドリル
HP:https://www.okazaki-seiko.co.jp/

株式会社彌満和製作所(やまわ)

タップの専門メーカー。
主要製品(ハイス):ハイスタップ
HP:https://www.yamawa.com/

株式会社田野井製作所

タップの専門メーカー。
主要製品(ハイス):ハイスタップ
HP:http://www.tanoi-mfg.co.jp/index.html